ヘルシンキ SLUSH2015

フィンランドのヘルシンキで開催されたSLUSH 2015に参加してきました。

SLUSH 2015 10984455_10207880201705615_8336132052125306884_n

SLUSHとは、欧州最大級とも言われるスタートアップが集うイベントで、世界中から企業のCEOや、政府関係者、投資家などが集い、各ステージで様々なトークセッションや、ピッチが繰り広げられます。

2008年に設立されて以来、年々規模拡大しつつあるこのイベント。
7回目を迎える今回は、11月11日~12日の2日間に渡って開催され、世界100カ国から15,000人、1,700のスタートアップ企業、800のベンチャーキャピタル、630人のジャーナリスト達が集う(公式発表より)イベントにまでなり、存在感を増しています。

ステージのセッションでは、スタートアップはもちろん、政府関係者なども集まって、それぞれのテーマについて議論を展開していました。

1日目はオープニングのすぐ後に、Skypeの開発者として知られ、現在は投資家として活動しているスウェーデン出身のNiklas Zennström(ニクラス・ゼンストローム)が登場し、彼自身の経験もふまえ、スタートアップに事業展開の考え方、起業家にとっての課題などを語り、多くの人が注目するセッションが繰り広げられました。

その他セッションでも、スタートアップは、いかに欧州の有能な人材と一緒にビジネスを成長させられるか、アメリカ、中国、南米、日本などの世界のマーケットを獲りにいくビジネスが展開できるか、海外の投資家から資金の調達を視野に入れてグローバルでスケールさせるビジネスを展開できるかなど、様々な立場から意見が飛び交っていました。

最も興味深かったのは、Smart trafficに関するセッションで、UKの政府関係者、Uberなどのスタートアップ、プラットフォーム側の立場などのブレーンが一同に集まり、未来の都市と交通のありかたをともに考えるセッションでした。

多くのスタートアップが社会の課題に着目し、それを解決するサービスを開発し、提供しようとする中で、各国の規制にぶち当たったり、サービス側だけでできることの限界を感じるなど、最終的に、政府やプラットフォームとの協働が必要になってくることが多くあります。

それぞれの立場の意見はありながらも、議論のテーブルについたメンバーが、ただ誰かへの批判、それぞれのサービスの紹介で終わるのではなく、よりよい未来のための議論を繰り広げ、『未来に向けてそれぞれができることを共有し、一緒に次の行動に移していく』という共通の意識で臨んでおり、聴衆にとっても意義深いセッションでした。

会場には様々な国から起業家が来場しており、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アメリカ、イギリス、フランス、ラトビア、イスラエル、中国、シンガポールなど様々な場所で事業を興しているCEO、Founder達と出会い、意見交換の機会を持つことができました。女性経営者も多く出会いました。

彼ら、彼女らに共通していることは、事業を興すことを考えたDay1から『グローバルでどのようなプレゼンスを持っていきたいか』というビジョンと『その事業を通して、世界をどう変えたいのか』という強い想いを持っていること。

SLUSH2015は、私にとって、彼らの課題意識の鋭さ、課題解決に対して最後まで諦めない覚悟、世界の人を巻き込んでいくビジョンの力を目の当たりにする機会となり、今後欧州で事業を展開していくにあたって、良い刺激と緊張感、そして心強い仲間を持つ機会になりました。

今年は見ることができませんでしたが、SLUSH Helsinkiのステージに、日本の起業家が登壇して、世界の政府関係者、起業家、事業家と議論を繰り広げることがあればとも思います。

他の国の様々な起業家達との会話で「この中の誰が実力をつけて、一番最初にSLUSHに登壇できるか?」と話していましたが、彼ら、彼女らに負けないように実力をつけて成長していきたいと考えています。

Kiitos,
Mari, Aalto International
http://aaltoin.com/

SLUSH 2015 の様子(Official)